犬の病気名

アジソン病

アジソン病(副腎皮質機能低下症)は、
クッシング症候群とは逆に、副腎皮質ホルモンの分泌が不十分なためにおこる病気です。

症状
アジソン病は、急性と慢性とに分かれます。
慢性のものは、食欲が落ちる、元気がなくなる、吐いたり下痢したりといった消化器症状や、
筋力や体重が落ちるといった症状が見られます。
また、水をたくさん飲む、尿の量が増えるといった症状が現れることもあります。
急性のものは、突然ふらついて倒れたり、激しいショック状態を起こし
迅速に治療をしなければ命に関わります。

原因
アジソン病は、副腎皮質からのホルモンが十分に分泌されないことで起こります。
副腎そのものが委縮したり、腫瘍や薬剤などで破壊されたりして起こる場合と、
副腎皮質に指令を与える視床下部や下垂体に異常があって起こる場合があります。
また、長期間にわたる副腎皮質ホルモン(ステロイド剤)治療を突然やめた場合に起こることもあります。
ストレスを強く感じたときに発症しやすいとも言われています。

治療
急性の症状が現れた場合は、ショック状態の改善のため緊急治療が必要です。
生理食塩水(0.9%の食塩水)や副腎皮質ホルモンの静脈投与が行われます。
急性からの回復後や慢性の場合は、副腎皮質の一種で塩類と水のバランスを調節する薬を
一生投与することになります。
医原性のものは、自分で副腎皮質ホルモンをつくれるようになれば、投薬が不要となる場合もあります。

予防
予防は難しいので、早期発見・早期治療が大切です。

★かかりやすい犬種★
ビーグルやスタンダード・プードル、コリー、グレート・デーン、ロットワイラー、
ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアなどの犬種がかかりやすいようです。
若齢から中高齢のメス犬に特に多く見られ、平均発症年齢は4歳です。

14 10月 2013