ドッグフードの種類
ドッグフードにはその目的、形状、年齢等によりさまざまな種類があります。その代表的なものをここに紹介します。
目的による分類
●総合栄養食
栄養のバランスを考えて成分が調整されているものです。そのフードと水だけを与えていれば、健康を維持でき、子孫を残せるものを意味しています。必要な栄養素が過不足なく含まれているので、手軽に与えることができます。この表示がされているものは、AAFCO(Association of American Food Control Officials=全米飼料協会)の栄養基準値を満たし、かつペットフード公正取引協議会の承認を受けているものです。
●一般食(主食用)
主食として与えることを目的として作られたフードですが、総合栄養食と違い必要なビタミン、ミネラルなどの栄養素を過剰に摂取してしまったり、不足したりする恐れがあります。したがって表示されている栄養含有量を見ながらフードの他に何を与えるか調節する必要があります。
●間食(おやつ)用
ササミジャーキーやビスケットなど間食(おやつ)を意図して作られたものです。嗜好性を高くしてあるため犬は喜んで食べますが、これだけでは栄養が偏り、肥満などの原因にもなります。あまり与えすぎてしまうと、肝心の食事を食べなくなってしまいますので、パッケージに記載された給与量を守ってください。
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形状による分類
●ドライタイプ(カリカリ)
水分が10%前後とほとんど含まない乾燥フードで、多くのドッグフードがドライタイプに分類されます。栄養価が高く、飼い主にとっては手軽で保存性も高いことから、最も多く利用されています。また、硬いので、歯に歯垢がつきにくいという効果や、顎の骨を丈夫にし将来歯が抜け落ちたりすることを防ぐ効果もあります。どのフードにもいえることですがペットとの相性も大切です。
●ウェットタイプ
缶詰やレトルトパックなどに入っているフードです。水分が75?80%と多いので1g あたりの栄養価は低いのですが、食材の風味が生かされており、嗜好性が高いのが特徴です。ただし、保存性は低いため、良質のものを選ばないと様々な添加物が入っている可能性が高いです。また柔らかいため歯垢がつきやすいこともあるので、歯が抜けてしまった老犬などには最適です。健康な成犬に与える場合は夏場など食欲が減退する時期にドライフードと混ぜて与えるのも一つの方法です。
●セミモイスト(ソフトドライ)タイプ
ドライタイプとウェットタイプの中間、いわゆる半生タイプのフードです。水分を25?35%程度含んでいるので、腐敗防止のための添加物が避けられません。嗜好性は高いので食いつきはいいのですが、顎の骨の強化のためにもドライフードと混ぜて与えてあげることをお奨めします。
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年齢による分類
●仔犬用(パピー、グロース)、授乳中の母犬用
成長期の仔犬や授乳中の母犬には、たくさんのタンパク質やカルシウムなどの栄養素とカロリーが必要になります。そのため、このドッグフードは、他のフードに比べて栄養価やカロリーが高いのが特徴です。 成犬に仔犬用のフードを与えていると栄養過多やカロリー過多になり、肥満の原因となってしまうため、大型犬の場合は1歳半、小型犬の場合は8ヶ月を目安に成犬用に切り替える必要があります。
●成犬用(アダルト、メンテナンス)
大型犬の場合は1?5歳くらい、中小型犬の場合は1?8歳くらいのワンちゃんに必要な栄養素が含まれています。成犬といっても大きさや環境(室内犬か室外犬、作業犬か愛玩犬など)によって必要となるカロリーが違ってきますので、与える量についてはパッケージの給与量を参考に与えてください。
●高齢犬用(シニア)
ワンちゃんも年をとると活動量が減ってきます。そのため、高齢犬用のフードは蛋白や脂肪分が少なめで、カロリーが控えられているのが特徴です。また、消化力も衰えてきますので、内臓に負担がかからないよう、ナトリウムなどの一部栄養素も抑えてあります。
老犬用のフードに切り替えるタイミングは、それぞれのワンちゃんの日頃の運動量などによって異なります。5才を過ぎて、急に運動量が減ったり、散歩時間も短くなった場合には、老犬用のフードに切り替えてください。
また、運動量は多いけれども、便がゆるめになった場合には、消化能力が低下していることが考えられるので、老犬用のフードに替えます(老犬用のフードは、消化が良いように工夫されています)。その際は、運動量に見合う栄養分を補うために、サプリメントや高蛋白・低脂肪の食品を一緒に与えるようにすると良いでしょう。
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症状による分類
●肥満犬用(ライト、低脂肪)
脂肪の量を少なくした、低カロリーのフードです。また、コレステロールを下げたりするため、食物繊維も多めに含まれています(その分、ウンチの量は多くなるようです)。しかし、栄養価が低すぎると健康に害が出ますので、含まれている栄養素をよく確認しましょう。 また、獣医師の指示で肥満用のフードを与えている時には、もちろん、獣医師の指示や処方をきちんと守ってください。
●食物アレルギー犬用
ワンちゃんのアレルギーには牛肉や豚肉が原因となったり、添加物が原因となったりと、使用される原料によってさまざまな形で引き起こされます。こうしたワンちゃんのために、アレルギー反応が少ないラム肉を主原料としたラム&ライスや消化吸収率を高めたドッグフードなど、数多くの種類があります。 毛並みが悪い時や抜け毛、カユミなどが激しい場合はこうしたフードに切り換えることをお奨めします。
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